preposition前置詞は次に絵を画く場所の予告
気になるブログ-英語と日本語の違い
何故か動詞の後置詞として出てくる前置詞。
元々、日本語には英語のpreposition に対応する用語が存在しない。
だから日本語人にはこの用語を映像処理するのにどのように使うのかよく分からない。
昨日はVi:観測者の目線を主語に固定させたままでトランジットさせない動詞と
Vt:観測者の目線を主語から他の場所にトランジットさせる動詞の話をしました。
英文法の本を見ていると S+Vi+prep+O と S+Vt+O のような図式が出てくる。
I go to school. 『私、行きます。目指せ、学校』この時にgoはViでトランジットさせない動詞。
この文章を、前置詞のtoを書かずにI go school.としたらどのような絵ができるでしょうか?
goがトランジットさせない動詞なのでI goで私が前進すると観測者の目線が私に張り付いたまま付いてくる。
その状態でschoolを画くと、schoolが私に上書きされて私が消えてしまう。
これはマズイ。
だから、I goの後、私に張り付いたままの目線を別の場所に誘導してから、誘導した場所に目的地のschoolを画きたい。
その時に登場するのがpreposition前置詞 :次に絵を画く場所の予告。
ちなみにここではtoと前方方向に指を突き出して『目指せ』と宣言している。
するとここで初めて私に張り付いてきた皆さんの目線がtoに誘導されて私の前方方向に移動する。
そうして目線を移動させた前方でschoolの映像を落とし込んで映像処理を完成させる。
次にトランジットさせる動詞を使った場合ですが、例えば
I satisfy『私、満足させるぞ。』
と言った時点で一体だれを満足させるの?
と観測者の目線が主語の私から外れて別の場所に移動するので、この場合はその目線の先に目的語を落とし込むだけで映像が完成する。
I satisfy him. とすれば、あぁ、彼を満足させるんだね。で終了となる。
明日はto以外のpreposition:場所の予告を考えてみましょう。