熊野街道 境王子跡 堺市堺区北田出井町3丁
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平安中期から鎌倉中期にかけて熊野詣でが盛んだった頃、大阪から熊野大社までの間に99の御子神社があってこれを九十九王子と呼んだ。
熊野街道に沿ってこれらの王子を参拝しながらたどって行けば迷わずに本山まで行ける道標となった。
江戸期に入って信仰が衰えると神社も廃れてしまって跡地を残すだけになっている。
この場所から南に400mほど歩くと長尾街道にある方違神社に突き当たる。その後、熊野街道は反正陵、仁徳陵、履中陵の横を通って南に伸びて行き、次の大鳥居王子(堺市西区鳳東町7丁)へと続く。
今は特別なものもない住宅地の中の交差点になっている。
西の角は小さな児童公園がある。