クラムを使ってないのにクラムチャウダー?
コラム

セブンイレブンで売っていました。
『あさりのうま味が詰まったクラムチャウダー』
英語でclamと言うと広い意味では2枚貝を表す意味があるようです。
英和辞典によって『ハマグリ』だったり『アサリ』だったりと意味が変わるのですが、この商品を見て気になったので調べてみました。
元々チャウダーにするクラムは北米原産の2枚貝を使っています。
昔は日本近海ではこの貝が手に入り難かったのです。
だから日本ではアサリを使ったクラムチャウダー風料理を料理名として『アサリのクラムチャウダー』が定着しています。
ところが近年、チャウダーに使われるこのクラムが外来生物として東京湾で生息するようになっています。
少し前は『大アサリ』として売られていた時もあるようです。
が、最近は『ホンビノス』の名前をTV等でよく聞くようになってきました。
クラムチャウダーを2枚貝の料理名と考えるのか?貝の名前と考えるのかで意味が変わってきます。
先日、たまたま見かけた料理番組では『アサリのチャウダー』を作りましょう。との表現をしていました。
正確さを求めるならばこの表現の方が良いのではないかと私は考えます。
裏の表示を見ても『アサリ』は載っていますが『ホンビノス』の表示は思った通りありません。
コンビニ最大手さんは今後、商品のネーミングをこのままでいかれるのでしょうか?