夏目茶屋渡し跡の吊り橋_大和川(青谷)
趣味ブログ-街並み

大阪府下で大和川には幾つもの橋が架かっている。どの橋も交通量が多い為に当然自動車も通れるしっかりとした橋になっている。
しかしここの橋は珍しく歩行者しか通れない吊り橋になっています。
私もつい最近までこの橋の存在を知りませんでした。
でもたまたま、先日から竹原井頓宮へ行くルートを探していて国道25号線の傍から吊り橋がかかっているのを知ったのです。
「そんな所に橋なんてあったかなあ?全く気付いていないよなぁ?」
私の記憶ではそのあたりは工場が立ち並んでいて左折する道なんて無かったように思っていました。
今日はそう思いながら国道25号線の東条東の交差点の更にその先を目指して移動してみます。
見つけました‼ 工場と工場の間にある細い道。その先にある鉄塔。
工場の敷地内に引き込まれるワイヤーロープ。
私の目の高さだとこんな感じで見えている。
完全に他人の私有地の門の内側。
「こりゃあ分からないわ。」
やっと道を見つけた。だから入ってみる。
ついでに言うと付近に駐車場はありません。
橋の手前にある説明板。
大和川が大きくS字状にカーブしている頂点付近で江戸時代から交通の要所になっていた話が書いてあります。
いよいよ渡ります。
橋を揺らすなって、実際、足を踏み込むとフワッと沈む感じがあるんです。
吊り橋独特のユラユラ感が。
下流側の風景です。
大きく右にカーブしています。
上流側の風景です。
神話の時代から現在に至るまで延々と流れ続けている姿を見ていると奇妙な感動を覚えます。
この写真でははっきりしませんが上流側に国分寺大橋が見えています。
青谷側の鉄塔。横に張り出しているワイヤーロープも凄い。
青谷側に到着しました。結構な段数の階段を降りなければいけません。一応横にスロープも付いているけれども坂が急で使い辛いです。
ユニバーサルデザインではありませんね。
下に降りて振り返るとこんな感じ。
降りたところが柏原市立青谷青少年運動広場のはず。
そのはずだけれども、
アレッ?、アレレ⁈
他の人が載せているブログの写真と雰囲気が全く違う。
ナイター設備があって野球場のはず。
でもグランド整備がされていなくて立ち入り禁止の札がかかっている。
放置された廃墟?
このグランドの東に平城宮時代に竹原井頓宮(たかはらいとんぐう)もしくは竹原井離宮と呼ばれる宮があった。
でも今は打ち捨てられて続日本紀等に記録はあるものの長い間その場所が分からなかった。
『たかはらいとんぐう』が『たかはらいだ』となり『高井田』の地名を残すまでの存在だったのに打ち捨てられてしまった。
それと同じようにこの運動広場も突然、打ち捨てられるのか?
こんな事態になっているとは、柏原市の住民でない私は全く知らなかった。
次回、竹原井頓宮たかはらいとんぐう跡地_青谷遺跡に続く。