上後鋸筋と下後鋸筋は深層の薄い筋肉
体

上後鋸筋は第5頚椎から第1胸椎までの棘突起と項靱帯から始まり第2~5肋骨の肋骨角とその外側部で停止する。
2~5肋骨の挙上に作用する。
筋腹の大部分が菱形筋に覆われている。
筋腹は外側約2分の1の部分にあって内側は筋膜のみになる。
直接触れないので骨の位置から筋肉の場所を想定しなければならない。
下後鋸筋は胸腰筋膜を介して第10胸椎~第2腰椎の棘突起から始まり第9~12肋骨の外側部下縁に停止する。
第9~12肋骨を内側尾方へ引く。
下後鋸筋も薄い筋肉で広背筋に覆われている。
こちらも筋腹が見られるのは外側の2分の1だけとなる。