北陸新幹線の開業は何時になるのでしょうか?
コラム

昨日の読売新聞に北陸新幹線(2046年開業予定)の延伸に反対する地域住民の記事があった。
21世紀は通信インフラが発達する時代である。
通信インフラが進歩する事で人は直接会わなくても顔を見ながら交流が出来る。
この2年ほどコロナウィルスの為にビジネスユースとしてリモートワークや遠隔地の会議等が一挙に広がった。
通信販売等消費者が直接現地に行かずに買い物ができるシステムも広がってきた。
通信インフラの重要度が上がると相対的に交通インフラの重要性が下がる。
その昔、東海道新幹線ができてそれまで宿泊しないとダメだった出張が日帰りできるようになった。
移動時間の短縮は経済効率を上げる。
そして自分自身が移動する必要が無くなるともっと効率は上がる。
大阪・金沢間の移動時間が短くなれば仕事でも遊びでも利便性の高くなる人も多い。
しかし、通過するだけの沿線の人達からすれば住環境が壊れるだけでメリットを感じない人達もいる。
これは昔からある構図ですが、他を犠牲にしてでも何が何でも経済優先。交通インフラの充実。
そうすれば皆が豊かになれる。そんな時代は終わった。
ルート選定だけでもすごく時間がかかりました。完成予定は25年後。
ここから地域住民への説明だとか環境アセスメントの実施とか色々あります。
価値観の多様性が言われるようになって久しいです。
反対する人達とのすり合わせにも時間がかかるでしょう。
予定通りでも今の0才が25才になります。その時に人々の考え方はどうなっているのでしょうか?
人世代変われば生活スタイルも変わっていると思います。その時に新幹線の利用者は?
私は何処まで見れるか分かりませんがこの先、どのように変わるか楽しみではあります。