ゼロから始めるワガママ英語_命令文の追加
気になるブログ-英語と日本語の違い
前回の命令文の話では主語のYou を省略して動詞から始める。
丁寧にするにはplease を付けるとの話があった。
しかし、これだけの知識では使い勝手が悪い。
例えばShow me. 『見せろ』 Please show me. 『見せて下さい』
のようになるが、これだけではちょっと物足りない。
そこで『それを見せて下さい』と言いたい時にPlease show me it. としてみる。
だけど、この表現は実は一般的ではありません。
英語の語順は映像的に形のはっきりしないものが文の前に、よりはっきりした形のものが文の後ろに来る場合が多い。
a deep red color called rose red. 『深い赤色は呼ばれる、ローズレッドと』
形のはっきりしない形容詞、red が前に出てa red rose だと普通に『赤いバラ』となる。
しかし、形のはっきりしているものが前にある場合は意味を考えるのにちょっと、注意が必要となります。
その感覚で英文を見る時、it のような代名詞、形のはっきりしていない名詞が形のはっきりした名詞 me の前に来る方が自然な形となって
Please show me it. ではなくてPlease show it to me. になる。
ところが、ここで代名詞は必ず前に来るんだね。と覚えると、残念ながらそうとも言えない。
これがthat になると
Please show me that. と Please show that to me. 『あれを見せて下さい』
のようにthat だと、どちらも登場する。
that の場合はShow me that one. 『そっちのも見せて』やもっと具体的に
Show me that smiling face again. 『又、笑顔を見せて』のようにthat がフォルダーとなって、その後ろに具体的な内容を従える事も多い。
だからthat 以下が省略された形でShow me that ~。のイメージで使われるのだろうかと考える。
次にShow me that one. 『そっちも見せて』から派生して
Can you show me that one? 『見せる可能性があなたにありますか?』と尋ねる。
you に向かって『見せろ』と強制しているのでは無く、あなたの持つ可能性を聞くパターン。
Could you show me that one?
位相空間用助動詞could を使って、スマホの中に文を書き込み、それをyou に見せるパターン。
この場合は返事の権利もyou にゆだねる。既読スルーされるかもしれない。
尋ねているこちらが、へり下った状態に成る。
英語における謙譲語。
Will you show me that one? 『そっちのも見せてもらえませんか?』
can が見せられるかどうかの可能性を質問しているのに対して、will は見せる予定があるかどうかを聞いている。
Would you show me that one?
Could と同じでyou の返事待ち。相手の方を持ち上げていてこちらは返事が来るかどうかの待機状態。
このくらい知っていると命令や依頼文を少し使えるかも?
次回は日付や曜日の表し方です。