ゼロから始めるワガママ英語_preposition_byとwith
気になるブログ-英語と日本語の違い
予告では前置詞の話を今日で終わりにしようと思っていたのですが一度に書ききれなくて、もう少し続きそうです。
前置詞の話で、どうもまとまりが無くてすみません。
byはすでに書いたのですが、今日はwith と byの違いです。
byは元々は『near よりそばにある。』の意味です。
そばにあるから影響力を及ぼします。
そこからby bus 『バス交通と言う公共システムを使って』
とかby letter 『手紙と言う郵送システムで』
のようにby の後に続く名詞は方法や手段を表す話を以前にした。
ここでの注意だがby の後の名詞には冠詞が付かない。
冠詞が付く名詞と付かない名詞との違いの時に物質体名詞と情報体名詞の話を書いているのを覚えておいででしょうか?
I play the piano. と I play tennis. でピアノは物質体名詞だから冠詞が必要でテニスは情報体名詞だから冠詞が要らないです。
さらに I go to school. と I go to the school. の違いは冠詞のない場合は学校を教育の場としての情報体名詞として見ている。
それに対して冠詞のある場合は学校のある場所として物質体名詞として見ている話をしました。
私は日常、習慣的に学校に勉強をする為に行くのか、用事があって学校のある場所に行くのかを冠詞が有るか無いかで区別できる。
同じようにby の後に続く名詞には冠詞が無い。
これは後ろの名詞は情報体名詞で物質としてみていないと考える。その物の持つ機能面に注意が向いていて、それを使って方法や手段を表す。
だから、by bus や by letter の時のバスや手紙は物質体名詞ではなく、公共交通システムとしてのバス又はバス路線であり、
又、手紙で連絡する時も1通の手紙を指しているのではなく郵便システムを使って手紙を、の意味となる。
それに対してwith は、with もそばにあるのだが、with には寄り添って一緒にのイメージがある。
with my friend 『私の友達と一緒に』with a dog 『犬を連れて』
この時のwith の後ろは by と違って物質体名詞が来る。
だからwith a spoon 『スプーンを使用して』のようにすぐそばにある道具を使ったり、with my arm 『私の腕で』のように体の一部を使ったりする表現が出来る。
A dish was broken by me. 『お皿が割れてしまった。原因を作ったのは私』
A dish was broken with a hammer. 『お皿が割れた。ハンマーを使ったら』
前者は別に私が意図的に皿を割ったのではない。主に言いたいのは皿が割れた事実。
後者は偶然皿が割れたのではなくハンマーを使用して意図的に割った。
このような違いが出来る。
すみません。前置詞の話もう少し続きます。