ゼロから始めるワガママ英語_preposition_toとfor
気になるブログ-英語と日本語の違い
よく出てくる前置詞で違いが分かり難いのがtoとfor。
元々日本語にはpreposition(次に絵を画く場所の事前予告)の感覚がないから、日本語でこれを説明するのが難しい。
多くの人が分かり易い説明を試みているが、パーフェクトな説明は無理がある様子です。
映像的にはforが主体から出る矢印で、toが目的語に刺さる矢印でしょうか。
と言っても分からないでしょうから具体的な文を紹介します。
I give you a book. 『私は与える、あなたに、とある本を』
I give でgiveはtransitive verb だから、観測者の目線は主語の私から乗り換え(トランジット)して別の場所に移動する。
そこで目線の先に、youを見る。そして思う、【私からあなたに何を与えるの?】とある本を。
この場合は1枚の絵の中で、私が登場して、次にあなたが登場して、本が私からあなたへ移動する。』
I give a book to you.『 私は与える、とある本を、to(で目線移動)、あなたに』の場合。
私は与えるで目線が私から離れるのは上と同じ、でもその先には本がある。『私は本を与える』で1枚の絵が出来上がる。
ただ、これで終わりではなく、toで目線の動きを再起動させる。
toでここから離れた場所に目的語を画きたいから皆さんの目線をそちらに移動させて下さい。
そしてtoの届いた先にyouを落とし込む。
この時はI give a bookで1コマ目の絵が完成しているので、 to youは2コマ目の絵とする。
I buy you a book. 『私は買う、あなたに、とある本を』
この文はI give you a book.と形は同じで1枚の絵に納まるのだが、私が本屋で買い物をしているだけの絵。
giveの場合はあなたにあげるのだから実際にあなたがその場にいる絵が容易に想像できる。
しかし、buyの場合はあなたに買うと言っても実際に本屋さんにyouを連れてきているとは限らない。
するとここでのyouはIの頭の中だけに居て、観測者からは見えていない可能性が高い。
そこで、I buy a book for you. 『私は買う、とある本を、for(で私の意識が外に向く)、あなたに』の場合。
1コマ目で私は本を買う絵が出来る。2コマ目のfor you で『あなたのために』となるのだが、これはあくまでも私の思いである。
頭の中で、私からあなたに意識の矢印は出ているが、観測者から見てあなたの居る場所ははっきり見えていない。
だから、具体的にどの場所に矢印が刺さっているのか見えていない状態にある。
これが、to と for の使い方の違い。
私なりの説明です。これでも、何だかぼんやりした感じです。難しいです。