ゼロから始めるワガママ英語_前置詞inとon
気になるブログ-英語と日本語の違い
前置詞は英語でpreposition と言う。
その意味を私は次に絵を画く場所の事前予告と考えています。
例えばin
I am in the house. 『私は家に居ます』の場合。
何も描かれていない空間で最初にI amで『私は存在する』と宣言する。
すると観測者(情報受信者)に【どこに存在するの?】と聞かれます。
この時に観測者の目線は私の顔か胸のあたりに当たっていて、私を見ています。
そこで、観測者に向かって、
「今から私の周りに絵を画くから私を見るのではなくて私の周りに意識を広げておいて」
と次に絵を画く場所を事前予告します。
この時に使う言葉はin 。
これで観測者の意識を私の周りに広げてからthe house と続けると私の周りに家の床や壁や窓や天井が現れて家を中から見る風景が出現します。
このようにして他のpreposition (絵を画く場所の事前予告)も使ってみましょう。
on の場合。
A house stands on the hill. 『家が丘の上に建っている』
A house stands で何もない空間にとある家が出現します。
この時は先ほどとは違って、家の外観を外から見ています。
観測者の視点は家の中心に当たっているとしましょう。
ここで家が空中に浮いていると気持ち悪いので、家を丘の上に設置しましょう。
まずはon で観測者の目線を家の中心から接触面まで誘導します。
この時にon は中心から接触面までの視点誘導ですから視点を家の横や屋根の方に誘導する場合もあります。
でも一般的に重力の都合で建っているとしたら、接触面は地面になります。
だからここは素直に観測者の目線を下に移動してもらいましょう。
そして家の下に丘の絵を接触させて絵が完成します。
どうですか、無事に丘の上に家が建っている絵が出来たでしょうか?
もう一つ例をあげます。
get in a car『手に入れる、車の中を』
と get on a bus 『手に入れるバスの上を』
get in や get on で乗り物に乗るイメージがありますが、in は比較的小さな乗り物でon の場合は大きな乗り物で使う傾向があるようです。
I get in a car. の場合は
I get で『私は手に入れる』【何を手に入れたの?】
in で『私の周りに目線を移動させて』と言ってから
a carの『座席やハンドルやダッシュボード、ナビやオーディオ機器、と私の周りに車の中にいる風景が見えるでしょう?』
これがI get in a car. の絵の作り方。
ついでにこれが、I get into a car. 『私は車に乗り込む』
になると、I get『私は手に入れる』【何を手に入れるの?】
into『目の前にある箱状の物の中に入りこむからそのつもりで目線を移動させてね』
a car 『その箱状の物は車だからね』
inの場合はすでに中にいて、観測者に周りを見させるが、into になると最初は外からの映像があって、外の風景から中の風景に観測者の視点を切り替えさせるイメージになる。
バスや列車、大型客船やジェット機のように大型の乗り物の場合はくるっと見回しただけでは自分を囲んでいる床や壁や天井がすべて見えるわけではない。
そのような場合はon を使う。on a bus と言ってもバスの屋根の上に乗っているのではない。
バスの床に接触していて、前の方の運転席や最後尾の座席は目に入っていない状態。
英語人が言語情報を交換する場合は日本語人ほど広い範囲が見えていないと考えるべき。
だから文の途中でアッチを見て、コッチを見て、と言わなければならない。
preposition(場所の事前予告)は日本語人には無い感覚なので理解し難い。
今日はin と on だけで終わってしまいました。
もう少し前置詞の話を続けたいと思います。