【ビジュアル英文解釈】S+Vの関係_まとめ
気になるブログ-英語と日本語の違い
He smiled because it was funny.
『彼は笑った、何故ならそれが可笑しかったから』
S+V(s+v)
主たるS+V He smiledに従たるs+v it wasが続く形。
When we arrived in New York, it was past nine o’clock.
『私たちがニューヨークに付いた時、時刻は9時を過ぎていた。』
(s+v) S+V
従たるs+v we arrived に主たるS+V it was が続く形。
His servant who was traveling with him go out of the train.
『彼の召使(その召使は彼に付いて旅行に行っていた)が列車を降りた。』
S(s+v)V
主たるS+Vの中に従たる(s+v)が入って、注釈のようになっているservant( who was) go の形。
What is work for the professional performer is recreation for the listener or spectator.
『プロのパフォーマーにとって仕事である事が、聴衆や見物人にとって娯楽である。』
S+(V・V)
1つのSに二つのVが並列接続する What is work とWhat is recreationのように並列接続する形。
Whatの後にis~for… is~for …と同じ形が出てくる。
このように同じパターンが繰り返されるときは俯瞰的に文を見れば、その構造に気付けるが、近視眼的に文を読んでいると並列接続する文では迷路に迷い込むので注意が必要。
When he went to other countries, it was very difficult to take it, because there was a rule about dogs in England.
『彼が他の国に行った時、犬を他の国に連れて行く行為はとても難しい、何故ならイギリスには犬についてのルールがあったから。』
(s+v) S+V (s+v)
主たるS+V を従たるs+v で挟む (he went) it was ( there was) の形。
Scientists used to think that men are different from animals because they can think and learn.
『科学者は以前は考えていた、人は動物とは違うと、何故なら人は考えて学ぶことができるから』
S+V{s+v(s+v)}
S+Vが3個入れ子構造になっていると考えると分かり易いかも知れない。
主節に続いてthatフォルダーを開けるとさらにその下層にbecauseフォルダーが入っている感じ。
Scientists used {men are ( they think and learn)}そんな感じの形。
they noticed that as the ships sailed farther and farther away, they grew smaller and smaller.
『彼らは気付いた、船がどんどん遠ざかって行くに連れて、それらはどんどん小さくなっていく』
S+V{(s+v)s+v}
they noticed{(ships sailed) they grew }
これもS+V 3個の入れ子構造だが、小さくなっていく理由説明の文がas『~につれて』を使って前に出ている。
この文を見るとコンマ(,)もフォルダーを作ると考えても良いかも知れない。
It is desirable to make sure that the person one wants to speak to is at the other end of the line.
『それは、確実にできる事が望ましい、話したい相手の人がいる、その回線のもう一つの終点に』
S+V{s(s+v)v}
It is { person wants (one wants to speak)to is}になる形。
この短文だけでは情報が足りなくて意味が分からない。
元の文は、昔の国際電話事情の話で交換手を通して電話をかけるのに相手に電話口に居てもらって云々の話からの抜粋。
『それが望ましい、電話をかけて話したい人oneが、話し相手personが向こうの電話口に居て欲しいと思う。』
そのような状況だが、かなり難しい話。
文の構造もだが、そもそも現在の通話事情からは想像できない状況なので。
Beekeepers had suspected that bees communicated with each other before the properties of this communication system were established.
『養蜂家は気付いていた、蜜蜂が互いに情報交換をしていると、このコミュニケーションシステムの特性が確立される前から』
S+V (s+v) (s+v)
Beekeepers had suspected (bees communicated) (the properties were established) の形。
単語の意味が分かれば文型自体は分かり易い形です。
The waves which you are thinking of when you ask this question, are made by the wind.
『あなたがこの疑問を尋ねる時にあなたが考えているその波は風によって作られている。』
S{s+v(s+v)}V
The waves {you are thinking (you ask)} are made
これも3個のs+vの入れ子構造だが、下層から考えていって、一番上層のSとVで両側から挟む形。
これは日本語の発想だと中々たどり着けない。
凄く難しい。
The waves which you are thinking of when you ask this question, are made by the wind.
波、その波をあなたは考えている、think of ~で『~について考える』で『when以下に付いて考えている』
そこで『この疑問を尋ねる時にあなたが考えているその波は』のようになる。
When I thought I was quite near the village, I came to a lake.
『私は村のすぐ近くだと思った時、私は湖に着いた。』
{s+v(s+v)}S+V
{I thought (I was)}I came の形。
生まれ故郷の村を訪ねて行ったら、故郷の地は無くなっていて湖になっていた話から。
near the villageは『近くの村』ではなく、『村の近くに』ここで訳を間違えない事。
これも入れ子構造だが構造的にはそれほど難しくない。
注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫
を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。
記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。
特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。
もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。