【ビジュアル英文解釈】否定から始まる文型
気になるブログ-英語と日本語の違い
I shall never forget your kindness. 『私はあなたの親切を決して忘れないでしょう。』
Never shall I forget your kindness. 『決して私はあなたの親切を忘れないでしょう。』
neverを強調するために文の先頭に出るとI shallが反転する。
その結果、語順が、否定の副詞+助動詞+S+V になる。
I never dreamed of it. 『私はそれに関して夢にも思わなかった。』
助動詞のない文でneverを先頭に出す場合は助動詞didを主語の前に付け足して、dreamedを原形に戻す。
Never did I dream of it. 『決して私はそれに関して夢にも思わなかった。』
He was never so glad as yesterday. 『彼は昨日ほど喜んだことはなかった。』
Never was he so glad as yesterday.『決して彼は昨日ほど喜んだことはなかった。』
be動詞の時はNever+V+Sの倒置になる。
He did not realize the danger of the situation till then.
『彼はその時まで状況が危険であると理解できなかった。』
『彼は理解できなかった、その状況の危険さを、その時まで』
Not till then did he realize the danger of the situation.
『その時まで、彼は理解できなかった、その状況の危険さを』
notとtill thenがまとまって前に出た形。
助動詞+S+Vになる。
英語は時間情報が文の最後に来る場合が多いが、時に関わる言葉が前に出る時もある。
日本語は先に時間を確定させてから、内容を書くので、私は下の例の方が分かり易い。
今日は否定の副詞から始まる時の形でした。
本書では色々と変形バージョンが出てきます。でも、英文を読むのにこの変形バージョンの理解が必要なんですよね。
注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫
を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。
記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。
特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。
もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。