【ビジュアル英文解釈】Itの省略、変形の文
気になるブログ-英語と日本語の違い
That the man is innocent is certain. 『その人が無実である事は確かだ。』
この文について考えてみる。
That the manから始まる変な文。
the manが名詞で主語になるからThatは形容詞?なんてありえない。
ではThatは代名詞かと言うとThatとthe manと主語が2つ並ぶのか?となる。
だったらThatは接続詞でThat節だとすると続く文がThatフォルダーの中で完成した文になるはず。
でも、the man is innocent『その人は無実である』ここで、文が完成している。
だから、その後ろのis certain.が宙に浮く。
ここで、「That節はsoや suchのような語がない時は名詞節になる。」を知っていると、これは名詞節。
そこで、この名詞節が主語の働きをするのでThat the man is innocentが節全体で主語になる。
そして宙に浮いたis certain.とくっついて、S(s+v+c)節+V+Cの形になる。
これは結局It~that…の構文から、
It is certain that the man is innocent. 『その人が無実である事は確かだ。』
is certainが後ろに回った形でした。
本書は自分でthatの意味を見つけてもらいたかったのか、これまでと文章の構成が違って、よく分からない書き方になっていた。
個々は私自身が理解しやすいように構成を勝手に変えています。
英語関連の本って、わざと難しく書いているのかなあと思う事がよくある。
注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫
を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。
記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。
特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。
もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。