【ビジュアル英文解釈】同時進行ではないas挿入節|訪問マッサージ・鍼灸なら大阪府松原市の高橋鍼灸院にご相談ください。

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【ビジュアル英文解釈】同時進行ではないas挿入節

気になるブログ-英語と日本語の違い 

文章中にasが出てくるとどのように訳すのか分からなくなる事がよくある。

今日はその1例です。

本書ではその説明も何だか関係の無いように見える関係代名詞のwhich を使った文から入ります。

Young men are inpatient, which you know. 『若い人たちは気が短い、その事をあなたは知っている。』

関係代名詞whichはwho や that と違って前にある名詞や代名詞だけを先行詞とするわけではない。

時には先行する文の一部や文全体を先行詞とする場合がある。

上例の場合はYoung men are inpatient,全体がwhichの先行詞となっている。

このような場合は必ず、whichの前にコンマがあるので、先行詞は何かを考える時のヒントとなる。

更に、ここからwhichに代わって、as が関係代名詞ののように使われる場合がある。

ここがas になるとwhichより挿入のイメージが強くなるのに注意する。

Young men are inpatient, as you know.

『ご承知のように(あなたも知っている事ですが)若い人たちは気が短い。』

この場合はasの1語が『ご承知のように』に当たる。これを挿入のas節と言う。

そして実に厄介なことにこの挿入のas節は、挿入なので比較的自由に挿入する場所が変わる。

前に出て、As you know, young men are inpatient.

『あなたも知っている事ですが、若い人たちは気が短い。』も

文の途中で、Young men, as you know, are inpatient.

『若い人たちは、あなたも知っている事ですが、気が短い。』もあり得る。

これは一般論を言っているので、次のように

The young men whom you know are inpatient. 又はThe young men that you know are inpatient.

になると、定冠詞が付いてThe young menとなり、menを先行詞としてにyou know と続くので、この場合は

『あなたがすでに知っている若い人達、その人たち全員が気が短い』

のようになり、若い人たちが範囲限定されるので、as挿入文とニュアンスが変わる。

She was trembling as she listened to the news. 『彼女は震えていた、彼女はそのニュースを聞きながら』

一般的に接続詞のas は同時進行と考えられるから、本書の訳は『彼女はニュースを聞きながら震えていた。』

となっている。しかし、私は文の前から意味を捉える方が分かり易いのですけれども。

今日は普通のas節とは違う、as挿入節の話でした。

asは色々な使い方があって、本当に難しいです。

 

 

注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫

を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。

記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。

特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。

もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。

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