【ビジュアル英文解釈】関係詞(主格)+M+V
気になるブログ-英語と日本語の違い
英文和訳の本を読んでいていつも思う。
日本語訳が綺麗すぎるって、日本語を見ていると元の文形が見えてこない。
数学のように、もっと、途中の式の変形過程を見せて欲しい。と言うか、頭の中では変形途中の式で良いと思う。
特に、関係代名詞で、先行詞を繰り返したって良いじゃないか!と思う。
でも、そんな本は存在しない。関係代名詞部分は当たり前のように省略した日本語訳ばかり、これでは文の構造が分からない。
Americans have a great many customs that may seem puzzling to a visitor.
『アメリカ人は非常に多くの慣習を持つ。その慣習は訪問者にとって不可解に思われるかもしれない。』
こんな感じの訳の方が私には理解しやすいのだけども、本書もそうはなっていない。
Americans have a great many customs that at first may seem puzzling to a visitor.
『アメリカ人は非常に多くの慣習を持つ。慣習は最初、訪問者にとって不可解に思われるかもしれない。』
at firstを付け足した。
文が独立していtる時はAt first they may seem puzzling to a visitor.
とat firstが、主語theyの前にあるが、これが関係代名詞thatに変わると、thatが前に出てthatフォルダーの中に入る。
The office had a machine which, as envelopes were passed through it, automatically printed a stamp on them in ink.
『その会社には、とある機械があった。封筒がそれを通り過ぎたら、その機械が自動的にインクの中でスタンプをプリントした。』
日本語だとインクの中に封筒が入っているイメージはないけれど、
, as envelopes were passed through it, コンマで区切られた文が間に入る形。
接続詞as がフォルダーを作る。主語はenvelopes で動詞はwere。
関係代名詞の whichが主語となるのはit, の後ろにある動詞printedに対してで、SとVが離れているので、この関係が見つけにくい。
文が長くなると、このような形も多くなるので嫌になる。
They also sprinkled it on food that they suspected might contain poison.
『彼らもそれを食べ物に振りかけた。彼らは疑った食べ物、毒を含んでいるかも知れない食べ物』
主文の主語がTheyで動詞がsprinkledはすぐ分かる。でも、that節の主語が theyとして動詞がsuspected、助動詞mightで又、動詞contain
と続く。
主語が1つに動詞が2つ。これって、主語theyが省略されていると考えなければならない。
注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫
を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。
記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。
特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。
もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。