【ビジュアル英文解釈】動名詞と名詞の違い
気になるブログ-英語と日本語の違い
動名詞と名詞の違いを考える。
ingが付いているから動名詞なのではない。
Lightingが動名詞になる形
Lighting torches at night is a beautiful ceremony. 『夜、たいまつに明かりを点けるのは美しい祭典だ』
冠詞が無くて、前置詞が無いのに目的語に当たる名詞torchesが直結しているから。動詞的性格が強い。
目的語が直結するのは他動詞にしか許されないので、ここは動詞的性格が強いと考える。
The lightingになると名詞
The lighting of torches at night is a beautiful ceremony.夜、たいまつに明かりを点けるのは美しい祭典だ』
冠詞が付いて、後ろに前置詞of が続いているから名詞的性格が強い。
She was touched by the suffering of the wounded men.
『彼女は負傷者の苦しみに同情した』『彼女は負傷者の苦しみにタッチされた。』
この文は先の文と形はよく似ているが訳す時に注意が必要になる。
ここでThe lighting of torches はトーチに明かりを点けたとなり、V+Oだが、
the suffering of the wounded men.は負傷者を苦しめたではなく、
the wounded men suffer『負傷者が苦しんだ。』S+Vの関係となる。
この辺りは形だけを見ていると訳を誤るので注意が必要。
本書はこの辺りから細かい内容になって来る。同じ形でも各単語の関係が違っていたりする。
日本語は助詞があるから語順に拘らない。英語は語順が分かれば上手く日本語に導けると思っていたら、どんどん怪しくなってくる。
私は以前から英語の文を直接映像化するルールを探している。
昔、中学生で初めて英語に接触した時、基本5文型が分からなければ和訳が出来ないかのように言われた。
だが、これはある意味、噓だった。5文型って、そんなに素直に出てこないから。
関係代名詞が出て来たあたりでよく分からなくなる。入れ子構造だったり、並列接続だったり、文が複雑になって、なおかつ知らない単語が出てくると、完全に雰囲気だけで日本語をでっち上げる羽目になる。
解説書を読んでいても日本語訳が意訳してあって、日本語として綺麗に見える形になっている本も多い。
私にしたら数学の授業で、途中の方程式の変形部分を全部飛ばして、問題の形と最終的な答えしか表示されていないように見える。
途中、どうしてこのように、式が変わって来たのか分からない。
直感的に答えに飛び移れる人はそれで良いのかもしれない。
英語の得意な人はそれが出来るのであろう。でも、私にはそれが出来ない。
英文を日本語に変えるのではなく、英文から絵を画く。この時に自分の周りに絵を作るのか、目の前のPC画面の中で絵を画くのかは発想の原点としては落とせない。
だが、これだけでは長い文になると対応できない。
長い文に対応するために、本書を頼りに考察をしてみようと思ったのだが、実際に初めてみると思ったよりもボリュームが多い。
これでは、何を言いたいのか分からない状態になっている。
今日でやっと2分冊の1冊目が終了する。
悩む所だけど、付き合ってくれる人はいないと思うけども、これを終わらないと次に進めないように感じるので、このまま2冊目も行きます。
と言うものの、ゴールってどっちだろう?
♫ずっと光の中、昨日までは無かった、足跡をたどって来たほど、ゴールの見えない迷路、雨に打たれた地図、後悔も何も無いけど、叫んだ声はきっと届くから。
SAO ⅡのOP、「courage、勇気」より
注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫
を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。
記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。
特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。
もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。