【ビジュアル英文解釈】1語で2種の品詞なのだ|訪問マッサージ・鍼灸なら大阪府松原市の高橋鍼灸院にご相談ください。

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【ビジュアル英文解釈】1語で2種の品詞なのだ

気になるブログ-英語と日本語の違い 

今日は品詞についてチョット、変わった使われ方をしている例を紹介します。

名詞とは文の中で主語や目的語になる言葉であって、文の基本骨格を作る。

そして、これは形容詞によって修飾される。

名詞には比較級や最上級のように変化する言葉はない。

それに対して形容詞や副詞は比較変化を持ち、さらにそれらは副詞によって修飾される。

しかし、逆に名詞のように主語や目的語にはならない。

以下の例文を見てみよう。

We are human beings. 『私たちは人として存在する』→『私たちは人間である。』

humanは形容詞で後ろの動名詞、beings.を修飾している。

We are humans. 『私たちは人間である。』

humansは名詞でここでは補語となって基本骨格を作っている。

上の humanのように英語では同じ言葉が別の場面で名詞として使われたり、形容詞として使われたりする。

だが、1つの言葉が形容詞でありながら同時に名詞として働く事は普通は無い。

けれども、本書はここで例外を紹介する。

There is much more in the bottle. 『ビンにもっとありますよ。』

上記の例で主語は何か?

一般的な英文法の本では文の先頭に来るThereを主語として認めていない。

これは本書も例外ではない。

in the bottleは前置詞in があるのでこれも主語になれない。

では主語はmuch moreか?

ここで、moreは比較級だから名詞ではなくて形容詞、muchは副詞でmoreを修飾しているから、のように考えると主語になる名詞が存在しなくなる。

この難局を乗り越えるために、much(many), little(few) 及びその比較級と最上級は上記の例外とする。

だから、この文でmoreはmuch に対しては形容詞、そして同時に isに対しては名詞として働き主語となる。

これは本書の説明。

しかし、ここでもう1度、例文を見てこの文から絵を作ってみよう。

There is much more in the bottle. 『ビンにもっとありますよ。』

最初にThereで目の前のそのあたりの空間を指定する。次にis で一塊になったmuch、沢山の何かをその空間に貼り付ける。

次にmoreさらにもっと、と宣言してからin the bottle で瓶の中にもあるよ。と言って、観測者の目線を最初にthere で指定した場所からin で囲まれた場所に誘導してからそのビン中に有る物 も認識させる絵が作れる。

「ア~、ここにもあって、ビンの中にもあるんだね。」となる。

私は思う。Thereは空間指定をする主語で良いんじゃないの。と、

 

もう1つの例文

Very little is known about him. 『彼についてはほとんど知られていない。』

これはlittleがVeryに対しては形容詞、 isに対しては名詞(主語)として同時に働いている例。

でもこれはlittleの後ろに何か名詞が省略されているように、私には見える。

「ほとんど書き込みがされていない掲示板がある。【その中身はな~に?】彼について知られている事だよ。」

 

主語が見つけにくい例でした。皆さんはどう思われるでしょうか?

私は空間指定の主語があっても良いと思うのです。

 

 

注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫

を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。

記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。

特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。

もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。

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