【ビジュアル英文解釈】It...thatの強調構文|訪問マッサージ・鍼灸なら大阪府松原市の高橋鍼灸院にご相談ください。

高橋鍼灸院

  • 0723339267

    • お問い合わせ
    • アクセス
  • 営業時間について

    訪問施術9:00~17:00 院内施術18:00~21:00
    定休日:日曜日

ブログ

【ビジュアル英文解釈】It…thatの強調構文

気になるブログ-英語と日本語の違い 

英語の文章で出てくる構文の中で代表的と言っても良いくらい。It…thatの話です。

皆さんはこのItでどんな絵を画かれるでしょうか?

He gave this ticket to George. 『彼はこの切符をジョージにあげた。』

英語の語順だと『彼は、あげた、このチケットをジョージに』となる。

ここで、日本語でPCの画面内に3個の必要データを入力しているとすると。

『このチケットを』、『ジョージに』、『彼は』と、この3個のデータはどの順番に出てきても問題はない。

3×2×1で6通りの書き方が出来る。

『彼はこのチケットをジョージに』『彼はジョージにこのチケットを』『このチケットを彼はジョージに』

『このチケットをジョージに彼は』『ジョージにこのチケットを彼は』『ジョージに彼はこのチケットを』

とデータを入力して静止画を作ってから最後に『あげた』で、それらのデータを一括処理して動画に変える。

これを私は一括処理型言語と呼ぶ。

しかし、英語は語順を変えると意味が変わってしまうものも多いので日本語のように自由に語順を変えられない。

この3個のデータの内、どれか1つに注目してもらいたい場合は、注目してもらいたいデータを先に出す。

この時に、It is で現場空間用動詞(現在形)を使う場合とIt wasで位相空間用動詞(過去形)を使う場合で絵を作る場所が違うのに注意しなければならない。

It isの時のItは最初に自分の周り全体を言語情報処理空間として指定する。

それに対してIt was の時は過去の話をPCやスマホの画面内で動画再生しているので、それらの画面全体を絵を画く場所として指定している。

以下の例はIt wasなので後者。

それぞれに注目してもらいたいのは彼だったり、チケットだったり、ジョージだったりする。

It was he that gave this ticket to George. 『この切符をジョージにあげたのは彼だった。』

Itで画面全体を指定して、その画面のどこかにbe動詞で彼を大写しで貼り付ける。

その彼から外れた別の場所にthatフォルダーで別の閉鎖空間を作ってからそのフォルダー内に何をあげたのか、誰にあげたのかを書き足した形。

It was this ticket that he gave to George. 『彼がジョージにあげたのはこの切符だった。』

Itで画面全体を指定するのは同じ。

その後、チケットを大写ししてからthatフォルダーの登場、フォルダー内に残りの説明を入力する。

It was to George that he gave this ticket . 『彼がこの切符をあげたのはジョージだった。』

ジョージを大写しした後、以下同文。

こんな感じで文の語順を変えられる。

 

It is a pity that you missed the train. 『列車に乗り遅れたのは気の毒だった。』

『それって、気の毒、あなた、列車に乗り損ねたんだ』

 

It is natural that a child should fear injections. 『子供が注射を怖がるのは当然だ。』

『それは自然の事、子供って注射を怖がるよね。』

 

It is said that she was an actress. 『彼女は女優だったという話です。』

『私の周りに広がる空間のあちらこちらで言われているよ、彼女は女優だったって。』

Itは多くの場合は前に出て来た名詞を受けて『それ』で済む場合が多いのだが、空間全体や時間軸全体を漠然と指定している場合がある。

日本語には絵を画く場所を最初に指定する発想がそもそも無いのでこの時のItは日本語に出来ない。

ただ、It is saidのような場合は右を見ても左を見ても私の周りはsaid でいっぱい。

何が言いたいのだろう、この内容は何だろうとキョロキョロしていると、アッチの方にthatで囲まれた空間があってその中に何か書いてある。

いったい何が画いてあるのだろうとthat フォルダーに近付いて、中身を見る。そんな感じ。

 

今日はIt …thatでした。絵を画くにはどうすれば良いか?本書の内容より私のイメージ優先で書いてます。

 

 

 

注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫

を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。

記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。

特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。

もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。

ページトップへ戻る