【ビジュアル英文解釈】同格名詞節|訪問マッサージ・鍼灸なら大阪府松原市の高橋鍼灸院にご相談ください。

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【ビジュアル英文解釈】同格名詞節

気になるブログ-英語と日本語の違い 

お早うございます。

今日はすごく細かな話で、「文中のit 一つも安易に扱うな!」

そんな感じです。 さあ、始めましょう。

 

The fact was known to everyone. 『その事実はすべての人に知られていた。』

Her death was known to everyone. 『彼女の死はすべての人に知られていた。』

 

まず、上の例文でその内容を具体的に示されていないThe factと具体的なHer deathとがある。

これらの文の前にHe denied the fact 『彼はその事実を否定した』を置いてみよう。

 

He denied the fact /The fact was known to everyone.

『彼はその事実を否定した』『その事実はすべての人に知られていた。』

こちらはその事実が具体的に何か分からない。

He denied the fact /Her death was known to everyone.

『彼はその事実を否定した』『彼女の死はすべての人に知られていた。』

 

上はthe fact=The factと同じ言葉が繰り返されるので、一つを関係代名詞that に置き換えて、

He denied the fact that was known to everyone. 『彼はすべての人に知られているその事実を否定した。』となる。

それに対して下はthe fact=Her death ではなくて、the fact=Her death was known to everyone.

『その事実=彼女の死はすべての人に知られていた。』と名詞節全体がthe factとイコールつまり同格になるので、

接続詞のthat を使って前の名詞、the factの内容を具体的に説明する名詞節となる。

He denied the fact that her death was known to everyone.  『彼は否定した、その事実、that以下の内容を』

これを同格接続詞と言って、訳は『彼女の死が全ての人に知られている事を彼は否定した。』となる。

最後に

He denied the fact that her death was known to everyone.  のher deathをitに置き換えて

He denied the fact that it was known to everyone. 『彼はそれが、すべての人に知られている事を否定した。』

著者は上を正答としてitを訳さずに『彼はすべての人に知られている事実を否定した』だと【一体何が知られているの?】となって、これを誤訳とする。

この文にあるitは、はっきりとした具体的な意味を持ち、『それが』を落としてはいけないと言う。

 

t今日の話はとても長いのだが、これって、itを落としても、何となくそれらしい雰囲気で読める。

しかし、それではいけないとの立場を著者は取っている。

普段の生活の中ではそれほど細かな話は必要ないと思うのだが、それは正しいとする考えが分かった上での話、そう思うとこのような話も大事になる。

 

 

 

 

注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫

を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。

記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。

特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。

もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。

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