【ビジュアル英文解釈】名詞が名詞を修飾する?
気になるブログ-英語と日本語の違い
第17課は今まで考えた事もなかった名詞→名詞の話
a boy friend 『彼氏』の場合、a friend であって、a boy ではない。
この時boyは冠詞を持たないで、後ろのfriend を前から修飾している。
James Cook, an English sailor 『イギリス人船乗りのジェームスクック』
のように後ろの名詞が前の名詞を修飾する場合は両者の名詞は同格になる。
しかし、前の名詞が後ろの名詞を修飾する場合に、その関係性は色々ある。
population growth 『人口増加』の場合はpopulation grows 『人口が増える』でS+V。
speed limit 『スピード制限』だと、limit speed で『スピードを制限する』でV+O。
candle maker 『ロウソク職人』だとmake candle に人を表すerが付く形。
その他にもいろいろあって、一口では言えない関係がある。
日本語でも『世界の人口』ではなく、助詞を省略して『世界人口』や『食料の増産』ではなく、『食料増産』と言う。
同じように英語でもpopulation of the world ではなく、前置詞を省略してthe world population のような表現が増えている。
watch TV[『テレビを見る』 からTV watching 『テレビ視聴』名詞+動名詞の形が出来たり、
plant-eating animals 『草食動物』のようにplant-eating [名詞+動名詞]全体がanimals を修飾したりして、文全体が長くなっていく。
この課は単語が分かっていると、それらを日本語に置き換えて言葉を継ぎはぎして意味をつかむ作業をしていたのを改めて考えさせてくれる場所でした。
内容は理屈っぽいのでちょっと辛いですが、頭を整理する一助にはなる課でした。
注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫
を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。
記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。
特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。
もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。