【ビジュアル英文解釈】を使って再考する⒁
気になるブログ-英語と日本語の違い
7課で5文型 S+V+O+Cで O+Cは主語+述語の関係があった。
その続き。
His uncle asked him to come and help him. 『彼の叔父は彼に手伝いに来てくれと言った。』
Cがto不定詞以下の形
She saw him carrying his clothes.『彼女は彼が彼の服を運んでいるのを見た。』
Cが現在分詞以下の形
He heard his name called. 『彼は彼の名前が呼ばれるのを聞いた。』
Cが過去分詞になる形
第14課はこのS+V+O+ 過去分詞の話をしている。
his name called. で name がO called がCになるのでそれを主語+動詞の関係で捉える時は過去分詞の前にbe 動詞を足してhis name was called. とする。
目的補語になる過去分詞は大部分が他動詞になるので受動態として考えられる。
しかし、実はこの大部分が問題で必ずしも、ではない。
本書は have +人+原型 have+物+過去分詞 のワンパターンを否定する。
She liked to have the house look clean.
『彼女は家が綺麗に見えるようにしておくのが好きだった。』の場合はlookは自動詞で
the house look clean. 『家が綺麗に見える』であって、looked clean 『綺麗に見られる』にはならない例を紹介している。
ここで、「have が目的補語として不定詞を持つ時はmakeや let と同様、原形不定詞を従える。」
と考えさせる。
本書の説明はここまでだが、 look clean とlooked clean の絵の作り方を考えた時に
look clean は自分が存在する現場空間内で常に日常的に掃除をして綺麗に見えるように状態を保持しておきたいとするのに対して、
looked clean は位相空間上で過去のある時点において綺麗に見えるようにした物の状態を現場空間で保持すると考えられないだろうか、と思う。
おそらく著者からすれば、勝手な解釈をするな!と怒られるのだろうが、ここの本書の説明はどうもうまく呑み込めない。
次にI can make myself understood in English. 『私は英語で私自身を理解させられます。』
ここは受動態、be動詞+過去分詞の形。
この場合はmyself をI にしてI am understood in English. と考えると、前に人が来ていても
前例とは逆に人+原型ではない、understand ではない例を挙げている。
この課は英文を読むのにより深い知識を要求しているのだが、私的には納得のできない説明です。
もう少し分かり易い説明は無いかなと思います。
注:この記事は1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫
を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。
記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。
特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。
もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。