【ビジュアル英文解釈】を使って再考する⑺|訪問マッサージ・鍼灸なら大阪府松原市の高橋鍼灸院にご相談ください。

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【ビジュアル英文解釈】を使って再考する⑺

気になるブログ-英語と日本語の違い 

第5文型、何でここに来て第5文型?

基本文型は中学英語の最初で出てくる。第5文型はS+V+O+C

そんなの知っている。今更感がある。しかし、ここで著者は機械的に言葉を当てはめて訳せないと言う。

どういう意味なのだろうか?

S+V+IO+DO の場合は『S がIO にDOをした。』のように英単語に機械的に~に、~を、と日本語の助詞を当てはめて、言葉の語順を入れ替えて行けばなんとか、それらしくなる。

しかし、S+V+O+Cの場合は英単語を日本語に置き換えて適当に合うような助詞を探してきて言葉を置き換える作業では上手くいかないと言う。

O+Cには隠れた主語(Subject)と述語(Predicate)の関係があるので、このO+Cを文中から切り出して、この部分だけをS+Pとして考える。適した動詞が無い場合はbe動詞を付け足す。

これではよく分からないので、具体的には以下の例を示す。

they called/ it a devil wagon.  『彼らはそれをデビルワゴンと呼んだ。』

⇒/以下を切り出す。It was a devil wagon. 『それはデビルワゴンだった。』

The small things make/ us sick.  『 その小さなものは私たちを病気にした。』

⇒/以下を切り出す。We are sick. 『私たちは病気である。』

Churchill made/ one of his servants bring it to the station.

『 チャーチルは一人の使用人にそれを駅まで運ばせた。』

⇒以下を切り出す。/One of his servants brought it to the station.

『 一人の使用人がそれを駅まで運んだ。』

Mr. Smith told /Bobby to lend the boy his sledge.

『スミスさんはボビーに言った。少年に彼のそりを貸してやれと。』

⇒/以下を切り出す。Bobby  lent the boy his sledge. 『ボビーは少年に彼のそりを貸した。』

のように/以下を独立させてから考えると良いと著者は言う。

 

次に、何故本書では関係代名詞の話をした上でこの第5文型の話が来るのか?ですが。

前の課題で以下の例文があった。

this boy made an old cardboard box flat. 『この少年は古い段ボール箱を平たく畳んだ。』

長い文章を読んでいてその中にこの文が入っている。

段ボールがcardboard だと知っていたらflatはフラット(平らな)で単語的な問題はない。

ところが、この flatはboxの後ろにある。

形容詞だとすると名詞の前でa flat box でなければならないのに、何故、後ろなの?

本書では前課で、前にある名詞を修飾するのに関係代名詞を使ってフォルダーを作りその中に形容詞節を作る練習をしている。

すると「アレッ、 flat boxじゃない。何でbox flat?」となって、ここで引っかかる。

でも、英単語を日本語に置き換えて適当に、~に、や、~を、を付ける読み方をしていると、頭の中で勝手に『平らな箱』にしてしまって、その結果わけが分からなくなる。

会話型言語の英語は一括処理型言語の日本語と違い語順で意味が変わる。

頭で分かっているつもりでも、なかなか身に付かない。

本書はここで語順の問題を改めて考えさせてくれる構成になっている。

 

 

1987年発行の【ビジュアル英文解釈】伊藤和夫 著 駿台文庫

を見ながら私が個人的趣味で勝手な解釈を書いているだけです。

記事の内容は 著者及び出版社とは一切関係がありませんので、ご了承下さい。

特に日本語訳等は、なるべく「左から絵を画くには」の視点で模索しているので、普通に英文和訳を考えるなら唾棄すべき状態になっています。

もし、この記事に目を止められる方がおられたとしても、そのつもりでお願いいたします。

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