観測者の目線を乗り換えさせないViとさせるVt
気になるブログ-英語と日本語の違い
英語動詞の話で自動詞と他動詞の区別ってよく分からない。
自動詞は自分が動く動詞で他動詞は他者を動かす動詞なのか?
I go. 私、行きます。 私が前進するからgo は自動詞。
英語ではintransitive Verbで、略記号はVi。
satisfy 他者にアプローチして満足させる。物にアプローチして満たす。の意味がある。
I satisfy と言った時は私が誰かを満足させている。又は、私が何かを満たしている。と使う。
日本語だと私は満足する。もしくは私が満足させる。のように動詞の語尾変化で他者を満足させるのか、自己が満足するのか、どちらにでも使える。
だからあまり動詞が自動詞なのか、他動詞なのかを意識して使わない。
しかし、英語でI satisfyと行った時は、私が満足する。の意味は取れない。
このような動詞を他動詞。transitive Verb 略記号はVtと表記する。
他動詞か自動詞か分かっていないとI satisfyと英文が出た時にどのように絵を画けば良いのか分からなくなる。
ここで問題です。
そもそも英語の動詞って、自己を動かすか他者を動かすかで分けているのだろうか?
transitiveって言葉はいったい何を移動させているのでしょうか?
答え
元々、英語の動詞では自己が動くか、他者を動かすかなんて考えていないんですよ。
例えば、飛行機で国際線に乗って目的地まで直行便で移動しないとします。
途中で別の空港で乗り換えるのを『トランジット』と言います。
そこで、transitive Verb は一体何を乗り換えさせているのだろうかと考えてみましょう。
私は観測者又は、情報受信者の目線を乗り換えさせているのではないかと考えています。
例えば I read の場合は同じ形のままでViであったりVtであったりします。
「私、勉強します。」の時は「あ~、貴方、勉強するんだね。」
で観測者の目線は主語の私に固定されたままで別の場所に乗り換えません。
ところが、「私、読みます。」と行った時は「えっ、何を読むの?」
と言いながら観測者の目線は主語の私からはずれて他の場所に移動します。
先に出て来たI satisfy 「私、満足させるぞ。」
と聞くと、誰を満足させるの?と言いながら目線を発言者から離して別の場所を見たくなりませんか?
それがVtです。
結論
観測者の目線を乗り換えさせない動詞、intransitive Verb
観測者の目線を乗り換えさせる動詞、transitive Verb
としてみましょう。
次回はViとVtを使った時の絵の画き方の違いについてです。
preposition前置詞との関係について