ゼロから始めるワガママ英語_目的語が2つの受動態
気になるブログ-英語と日本語の違い
目的語が2つある文を受動態にする場合
目的語が人に物をとなっているS+V+IO+DOの時に物を主語にして受動態を作るパターン
He gave her a present. 『彼は与えた、彼女にプレゼントを』
映像的には彼が何かを差し出している絵があって差し出された方に観測者の目線が移動するとそこに彼女の存在が見えてくる。
そして手にしている者がプレゼントですよ。との内容説明が付く。
A present was given to her by him. 『プレゼントは与えられた、彼女に彼によって』
最初にプレゼントだけが存在する。was なので現場空間ではなくスマホ画面の中に。
そのプレゼントはgiven与えられるべき物として存在するするのだが、それはいったい誰に?
to でプレゼントから観測者の目線を別の場所に誘導してからその先に彼女の絵を配置する。
その後で彼女のすぐそばに彼を置く。
『プレゼントが移動する、彼女に向かって、彼の手によって』
My father bought me a watch. 『私の父は買った私に、時計を』
動詞がmake やbuy の時は一般的に はfor を使う。
A watch was bought for me by my father. 『時計は買われた、私に私の父によって』
映像的に時計を買っている時は別に私に向かって時計は移動していない。
for の時は主語から目的語に向かって矢印が伸びているものの目的語に突き刺さっていない。
to は出発点の位置より目的語の位置の方がより深く意識される。
だからgive は与える相手の位置がよりはっきり意識されるのに対してbuy やmake は相手の位置は何処にあるのか明確に意識されていない。
物を主語にして受動態を作るパターン
He gave her a present. 『彼は与えた、彼女にプレゼントを』
She was given a present by him. 『彼女は与えられた、プレゼントを彼によって』
彼女が与えられた、つまり受け取ったプレゼントは彼女と同じ位置にあって観測者の目線は彼女の姿とプレゼントが同時に目の中に入る。
だからプレゼントの前に目線を別の場所に誘導する前置詞が必要なくて直接目的語が付く。
その後で彼女のそばの彼にby で目線移動が起きる。
ア~、彼女が持っているプレゼントは彼が渡したんだね。そんな感じ。
形のないものが主語になる場合も形のある物と同じ形をとる。
三人称単数は現場空間内でただ一人孤立しているからteachの後ろにesが付いてus とは別の場所に居る。
Mr. Suzuki teaches us English. 『鈴木先生は教える、私たちに英語を』
We are taught English by Mr. Suzuki. 『 私たちは教わる、英語を鈴木先生に』